パンダの「ユン・チュアン」と「シン・バオ」が、6月27日に中国(ちゅうごく)からアメリカのサンディエゴ動物園(どうぶつえん)へやってきました。
サンディエゴ動物園(どうぶつえん)は、アメリカで最(もっと)も人口(じんこう)が多(おお)いカリフォルニア州(しゅう)にあります。
アメリカにとって、パンダの仲間入(なかまい)りは21年ぶりです。

ユン・チュアン（オス・5才(さい)）は、活発(かっぱつ)で優(やさ)しいパンダです。名前(なまえ)には「雲(くも)の大(おお)きな川(かわ)」という意味(いみ)があります。
特(とく)ちょうは、長(なが)くて少(すこ)しとがった鼻(はな)。最近(さいきん)は木登(きのぼ)りをしたり、草(くさ)の上(うえ)でゴロゴロしたりして過(す)ごしているそうです。
シン・バオ（メス・4才(さい)）は、注意深(ちゅういぶか)くて頭(あたま)が良(よ)いパンダ。名前(なまえ)の意味(いみ)は「はん栄(えい)と豊(ゆた)かさの新(あたら)しい宝物(たからもの)」です。
特(とく)ちょうは丸顔(まるがお)とふわふわの大(おお)きい耳(みみ)で、タケを食(た)べることと日光浴(にっこうよく)が大好(だいす)きです。

今後(こんご)、ユン・チュアンとシン・バオが新(あたら)しい場所(ばしょ)に慣(な)れたら、展示場(てんじじょう)にデビューする予定(よてい)です。

上野動物園(うえのどうぶつえん)のふたごパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」が、6月23日に3才(さい)の誕生日(たんじょうび)をむかえました。

シャオシャオ（オス）とレイレイ（メス）は1年前(ねんまえ)と比(くら)べて体重(たいじゅう)が20kg以上(いじょう)も増(ふ)え、現在(げんざい)は約(やく)85kgです。
ご飯(はん)はタケを中心(ちゅうしん)に、副食(ふくしょく)のパンダ団子(だんご)やニンジン、リンゴ、ジュースで作(つく)った氷(こおり)などを食(た)べて元気(げんき)に成長(せいちょう)しています。

また昨年(さくねん)7月から、ふたごパンダは「ハズバンダリートレーニング」に取(と)り組(く)んでいます。
ハズバンダリートレーニングとは、動物(どうぶつ)に自発的(じはつてき)な行動(こうどう)をとらせるための訓練(くんれん)です。
この訓練(くんれん)を積(つ)み重(かさ)ねることで、動物(どうぶつ)にとって少(すく)ないストレスで健康管理(けんこうかんり)や病気(びょうき)の検査(けんさ)・手当(てあ)てができるようになります。
現在(げんざい)、ふたごパンダは主(おも)に採血(さいけつ)トレーニングを行(おこな)っています。
3才(さい)になったシャオシャオとレイレイが、これからも健康(けんこう)で仲良(なかよ)く過(す)ごせると良(よ)いですね。