たまたま行動（こうどう）はんいが重（かさ）なっていて、ひんぱんに他（ほか）のパンダと出会（であ）う場合（ばあい）もあるけど、 ほとんどのパンダは１年間（ねんかん）、他（ほか）のパンダに出会（であ）うことなく、たんどくで生活（せいかつ）しているんだよ。

はんしょくきには、数日（すうじつ）はつがいで行動（こうどう）をするけれど、交尾（こうび）が終（お）わるとすぐに分（わ）かれてしまうんだ。また、子（こ）どもを育（そだ）てるのはメスの役目（やくめ）で、１８ヶ月（かげつ）の間（あいだ）は親子（おやこ）の２頭（とう）でくらしているんだよ。

むれで生活（せいかつ）しないのは、エサが取（と）れやすくなるなどのメリットがないためなんだ。そのうえ、むれでいるとエネルギーを使（つか）い体力（たいりょく）をしょうもうするというデメリットがあるんだよ。

えいようの少（すく）ない竹（たけ）をエサにしているパンダにとってはさけたいことなんだね。 だから、パンダはこどくに生活（せいかつ）しているんだ。

（参考書籍）野生のパンダ，ジョージ・Ｂ・シャラー，どうぶつ社，ISBN4-88622-246-3